上室性頻拍のカテーテルアブレーション手術の体験記 ②

どうも! 豆いなりです!

 

先日の記事の続きになります。

 

mameinari.hatenablog.com

 

手術も終わり、HCUで右足を固定・尿道カテーテルを入れたままの状態で

動くことが許されず

「早く、朝になれ!」と願いながら耐えていました。

 

朝6時になると照明がパチパチと点灯し始めます。

看護師が、順番で血圧や体温を測りに来ます。

 

そうしているうちに先生もそれぞれの患者のところに向かい

「〇〇さん、どうですか~?」と声をかけながら

様子を伺いに来ているのが分かります。

 

「そろそろ来るのかな・・・豆いなりのところにも」と期待しながら

待ちます。

が・・・・

待てど暮らせど

全く来る気配がありません。

私としては

早く、右足の固定と尿道カテーテルを外してもらって

このベッドから抜け出したい。

座りたい!立って歩きたい!だけです。

でも、なかなか来てくれません。

ちょっとイライラもしてきます。

無料イラストイライラ に対する画像結果

ナースコールを押して

「まだですか!」と叫びたいところですが

気に弱い、そして人から良く思われたい性格の豆いなりには

そんなことは出来ません。

黙って・・・待ちます。(-_-;)

 

7時半ごろ、やっと若い医者らしき男の人が来てくれます。

「豆いなりさん、おはようございます。ちょっと足の付け根の傷口見ますね」

そう言ってカテーテルを挿入したところのチェックをしてくれます。

「止血出来てますね~」

(そりゃそうやろ…13時間も固定してたんやから!)

「じゃあ固定外しますね~」

そう言うと

足を固定するために腰周辺から○○○○の上まで

グルグル巻いていたテープをはがしていきます。

足の上の重しも取り払ってくれました。

「じゃあ、傷口の抜糸しますね。ちょっと痛いけど我慢して下さいね」

傷口の糸を先生が摘まんで引っ張るのが分かります。

そして

ハサミの様なものでチョキチョキと糸を切り

ピッっと引っ張ります。

地味に痛いけど、これくらいもうどうってことありません。

そして

「はい、終わりました。もう動かしてもらっても大丈夫ですよ。

後でまた看護師がおしっこの管を抜きに来ますから・・・」

そういうとスッと立ち去っていきました。

忙しそうです。

 

いやいやいや・・・

今、抜いてくれるんとちゃうんか~~い!」と

心の中で突っ込みながらも

動かせなかった右足を恐る恐る動かしてみます。

なんか傷口から出血しそうで怖いです。

足も固まっているため曲げにくいです。

 

まあ、とりあえず苦痛①から抜け出しました。

 

そしてそこからまた30分ほどしてやっと

おしっこの管を抜いてもらえる時がやって来ました。

 

ただ、この抜くときもえげつなく痛いと聞いていたので

豆いなり・・・かなりビビっています。

 

そこへまた若い女性の看護師が来て尿道カテーテルのバルーン(おしっこを貯める袋)の処理をしてから

「じゃあ、抜きますね。」と何のためらいもなく

豆いなりの服をめくり、おむつを開きます。

(手術後はおむつなのです)

 

何度されても恥ずかしい・・・。

 

豆いなりのカテーテルに痛めつけられ、なお貧層にうなだれている

○○○○を掴み、

「深呼吸してください~」と言われたので

大きく深呼吸をすると

「シュルルルル~~~」と引っ張って抜いてくれました。

「えっ?もう抜けてるんですか?」と聞くと

「はい、もう抜きました」とのこと。

 

入れるときと違い

一瞬の痛みこそありましたが

ほぼ苦痛なく終えることが出来ました。

 

「え~もっと痛いと思ってたのに・・・」

 

これでやっと自由です。

苦痛②からも抜け出すことが出来ました。

 

まだ○○○○や膀胱周辺に違和感がありますが

入ったままよりもだいぶ楽です。

 

「トイレ行かれますか?」と看護師さんが言ってくれたので

「はい、行きます」とベッドから降ります。

 

さあ

最後の苦痛が待っています。

 

そう!排尿です。

 

どの体験談にも書いてありました。

 

カテーテルを外した後のおしっこが痛い!激痛が走る!」と。

 

術後、初めての歩行に少しふらつきながら看護師に付き添われて

トイレに向かいます。

 

おっと・・・

その前におむつのままでは行けないのでパンツに履き替えて・・・。

 

無料イラスト介護用おむつ に対する画像結果

 

トイレに着くと

「立ってしようか・・・・座ってしようか・・・・」

悩みます。

どっちの方がましかな・・・って。

 

ちょうど大の方も我慢していたので座ってすることに。

ビビりながら少しずつ力を入れていきます。

 

徐々に尿道からおしっこが先の方に向かうのが分かります。

そろそろ

出るころかな・・・って時です!

鋭利なもので刺されたような

鋭い痛みが○○○○に走ります!

 

「えっ~~!むちゃくちゃ痛いやん!」

無料イラストちんちんが痛い! に対する画像結果

 

肝心のおしっこはチョロッと出ただけです。

 

「この続きはどうしよう・・・・」

 

また少しずつおしっこを尿道から出口の方に進めていきます。

 

チョロ・・・・

 

「イタ~~~~!!!」

 

やばい、これはやばいぞ!

 

そんなこんなしながら少しずつ少しずつ排尿していくと

最後は

”ブショブショブショ~~~”と空気が抜けるような音とともに

終了しました。

 

これは思っていた以上に厄介だ!

 

そう思いながら用を済ませベッドに戻ります。

 

 

ちょうど、その頃朝食が届き

看護師さんがベッドの頭側をギャジアップしてくれたので

24時間ぶりにベッド上で食事を頂くことが出来ました。

 

無料イラスト病院のベッドで食事+男性 に対する画像結果

 

食後、少しゆっくりして

9時ごろ

点滴や心電図の装置など外し

採血をしてから

荷物をまとめて

車いすに乗り、看護師さんに押されながら

もと居た病室に帰ってきました。

 

やっと地獄からの生還です。

 

長かった・・・そして

辛かった・・・・。

 

病室に戻ると手術着から寝間着に着替えます。

 

そして、またトイレに行きます。

 

出来るだけおしっこをして早く慣れた方がいいとのことなので

痛いのを我慢して頑張ります。

 

結局、この排尿時の痛みも翌日にはほぼなくなりました。

膀胱周辺には少しまだ違和感が残っていましたけど

それも次第に取れて良かったです。

 

人によっては尿道が傷ついたりしてしばらくつらい思いをするそうなので。

 

この後、また心電図のホルターを装着します。

退院まで付けておくそうです。

 

この後、昨夜あまり寝れなかったので少し休むことにしました。

 

術後の脈拍は高めです。

アブレーションによる刺激もありしばらく高い数値になるそうです。

 

胸も少しチクチクしたりします。

足の付け根の腫れはない感じです。

 

腰などの体の痛みも徐々に引いてきています。

 

ただ、まだ立ち上がった時や歩くときはフラフラします。

ずっと固定されて寝ていましたから・・・。

血圧もやや低めでした。

 

こうして

無事、豆いなりのカテーテルアブレーションの手術は終わりました。

 

術後の血液検査などに異常がなければ

退院は2日後の朝になります。

 

退院1か月後に受診するまでは様子を見て過ごしてくださいとのことで

何かあれば、来てくださいと。

 

手術の翌日、シャワーを浴びました。

湯船につかるのはまだちょっと怖かったので・・・。

 

退院までスマホを見たり、ほんを読んだりしてゆっくり過ごしましたが

退院後の不安もあったりで

ちょっとしんどかったですね。

 

また手術も100%成功したわけではないので

今後どうなっていくのかも気になります。

 

まあ、なるようになるのでしょうが・・・。

 

さて

手術前の禁煙ですが・・・

出来ませんでした。(-_-;)

 

1日だけ頑張ってみたのですが

おかしくなりそうだったので吸いました。

仕事しながら禁煙するのは非常に難しい。

 

職場の人からも

「あれ?まだやめてないんですか?」と言われたり

(その人もパカスカ吸ってるんですが・・・)

「辞めるのは無理ですよ」と言われたり。

結局、入院当日の朝まで吸って手術に臨んだ豆いなりです。

 

ただ、入院中は吸うところがないので

5日間禁煙することが出来ました。

 

不思議なものであれだけ出来なかった禁煙が

吸えない環境下なら出来るもんなんですね。

 

それほど苦しくもなかった。

ということは・・・世の中からタバコがなくなれば吸わずにいれるということ

なんでしょうか・・・。

 

でも・・・

そのままやめとけばいいのに

退院後、吸ってしまいました。(-_-;)

 

そして本数は減ってますが今も吸っています。

 

豆いなりの禁煙は5日で終了しました。

 

先生に退院後のことで

「お酒は?」と聞くと

「手術による炎症もあるので出来ればしばらく控えてもらった方がいいですね。

まあ、少しくらいならいいですけど・・・」とやんわり言われましたが

「タバコは?」に対しては

「タバコは絶対やめてください。この病気にかかわらず体の為によくないですから」とはっきり忠告されました。

 

でも。。吸っちゃってます。

 

家に帰ると無理です。

 

吸いながら、正直ムッチャ不安ですけど・・・。

「大丈夫かな・・・やばいかな・・・」って。

 

お酒は我慢できるので

入院から飲んでいません。

コロナの時もそうですけどお酒はやめれるんです。

 

 

また

仕事に関して伺うと

「仕事は何をされてるんですか?」と聞かれたので

「介護の仕事です」と答えると

少し考えてから

「無理のない範囲でやって下さい」とのことでした。

 

退院後5日ほど休みをもらっているので

その間に落ちた体力を戻そうと思います。

 

なんせ、もう60前ですから、若い時のようには動けません。

無理しないようにします。

でも、職場に出るとそうは言ってられないので

無理しちゃうと思いますが・・・。

 

入院中は

久しぶりに読書をしました。

小説を読むなんてほんと高校生の頃以来です。

 

三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)

 

この本を読みました。

小説はテレビや映画と違って自分の中で想像を膨らませながら

読み進めていくので

自然に登場人物やその街並みが自分なりに描かれていく楽しみがありますね。

 

これを機会にまた読書を始めようかなと思っています。

 

リセットの習慣 (日経ビジネス人文庫)

 

そして、もう1冊はこちら。👆

 

こちらはまだ途中です。

これからの豆いなりの人生に何か参考になればと思い

読んでおります。

 

あと、入院中に気になったのが

同じ病室のおじさんたち。

(まあ、私もおじさんですが・・・)

私より10は上だと思います。

 

インスリンを打っていたり、透析に行かれたりと

みなさん忙しくされていましたが

看護師が来ると

まあ、饒舌で・・・。

「ここは、飲み屋か!」と思うくらい若い看護師が来るたびに

「お姉ちゃんかわいいな~。家は近く?」

「今日は夜勤か?よう知ってるやろ~。大変やな~へへへへ・・・頑張りや!」

など、よくそれだけ言葉が出てくるな!と思うくらい次々と話しかけていました。

そして、あとは自分の自慢話ですか・・・。

 

それも一人の方だけではなく

こっちのベッドのおっさんも。あっちのベッドのおっさんも。

 

豆いなりは人見知りなので

「はい・・・」や

「ありがとうございます」

「お願いします」などの単語のみで5日間過ごしました。はい・・・。

 

みなさん、お体大変なのにそちらの方はお元気なんだな~と感心させられます。

 

そうそう・・看護助手のおばさんに

「LINE交換しよか?」と言って

上手く断られてもいましたね。

 

 

豆いなりとしては

正直、長生きは望んでおりません。

 

でも、生きている間は

元気に過ごしたいなと思います。

(タバコ吸ってますけど・・・・)

 

神様がもしいるならば

そんな豆いなりの願いをかなえて頂ければと思います。

 

もちろん、豆いなりの周りの人も同じです。

 

元気が何よりですね。

 

 

退院後の様子はまた折々書いて行ければと思います。

 

この手術の体験談がネットで調べてもあまり出てこなかったので

これから同じような手術を受けられる方の少しでも参考になればと思います。

 

拙い文章で申し訳ありませんが・・・。

 

 

                 by 豆いなり